育成

新入社員or2〜3年目の社員をPJで使うこと自体は、難しい話ではない。作業を覚えさせることに対するコスト見積もりと、割り振る作業の難度を間違えなければ良い。作業を細かく指示しているにも関わらず全く出来ないような者は、まだ見たことがないので不明。というか、作業レベルを細かくすれば、いずれ誰でもできるレベルになる。まぁ自分でやった方がマシって場合は多いけども。
2〜3年目の者を技術者(作業者)として育成する難しさは、相手の資質にもよるが、自分の持っている技術知識を伝えることは簡単なこと。問題は、自分の持っていない範囲の知識をその者に習得してもらいたい場合。熟練者には丸投げでも良いが、新人レベルの者に対しては適切な動機付けの提示が必要だと思う。ようは、「この先必要になるから勉強しておいて」では、新人レベルでは出来ないため、自分の場合は1週間先、1ヶ月先、数ヶ月先のPJ及び「その者自身」のビジョンを共有するようにしている。「その者自身」のビジョンを共有する上での理想は、自分自身で考えてもらうことだが、論理性が重要なこの世界、答えの無いことを考えることが苦手な人間も多いので、こちらから示して良いと思っている。君にはこういう技術者になってもらいたい、という提示だけで、やるべきことは見えてくるはず。
というようなことを、未熟者なりに考えてはいるんだけど、技術者としての育成に関してはまぁ(良いかどうかは別として)良いとして、問題はSEとしての育成。上のやり方で良いと思っていたら、全然育ちやしねぇ!
細かいことは省くが、業務経験の少なさが仇なんじゃないかなぁ、と感じているので、今までやったことがないPJに付いていることを意識してもらって、その上で考えてもらうしかないかねぇ。
で、決めた。なれる!SEを読んでもらおう。